雀始巣
雀始巣(すずめはじめてすくう)3/20~3/24
スズメが巣を作りはじめる時期です。稲穂をついばむ反面、春から秋の子育ての期間中は害虫を食べてくれる、日本人にとって最も身近な鳥です。潮の干満差が最も大きいこの頃は「彼岸潮」といい、潮干狩りのシーズンでもあります。
春分
春分(しゅんぶん)3/20~4/3
今日も雨。農作業ができません。
国民の祝日でもある春分の日。太陽が真東から登って真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境にどんどん日脚が長くなります。春分の日を中日都市が7日間が彼岸で、この時期の墓参りの習慣は、西にある極楽浄土に最も近づける頃だと信じられていました。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり安定した気候が続くようになり、スズメが巣作りに奮闘し始め、いよいよサクラの開花も始まります。
春雨
数日、暑すぎる天気が続き、ハウス建ても順調に進んでいましたが、久しぶりに雨が降りました。これが春雨でしょうか?暖かさに誘われて梅の花も咲いてきていましたが、やっと息をついているようです。
菜虫化蝶
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)3/15~3/19
サナギガ羽化し美しいチョウになる時期です。ナノハナも咲き乱れ、「葉の花雲」「菜種梅雨」という言葉もこの時期のものです。
ハウス
春になり、農作業が忙しくなってきました。今年最初の仕事は育苗用ハウス建てです。毎年、トンネル育苗(25m、6本)をしていたのですが、本数が多く非効率なのでハウスにすることを決めました。2人でしているのですがなかなかはかどりません。少しづつ完成に近づけたいと思います。
桃始笑
桃始笑(ももはじめてさく)3/10~3/14
桃の花が咲きはじめる。「咲」は「笑」といいました。子孫繁栄の象徴であり、モモの実は長寿の象徴。古来特別に愛されたこの花が咲くとまさにみんな、花のような笑顔になりました。
蟄虫啓戸
蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)3/5~3/9
啓蟄と同じ意味ですが、「虫が戸を開く」とは、くすりと笑ってしまう巧みな表現です。空にトビが優雅に舞い、野原でミツバチが働きはじめます。商店街やスーパーには春の海から揚がったイカナゴを売り出す声が響きます。
啓蟄
啓蟄(けいちつ)3/5~319
暖かい気配を感じて、土の中の虫たちが活動を始めます。「啓」は開く、「蟄」は虫の冬ごもりの事。「虫」は昆虫だけではなく、ヘビやトカゲ、カエルも含まれます。雨も良く降りますが、ひと雨ごとに温かくなり、モモや野の花が咲きはじめ、羽化したチョウの姿も目にするようになり、一段と春らしさが増してきます。
草木萌動
草木萌動(そうもくめばえいずる)2/28~3/4
草木や木々が芽吹く頃です。一般に「木の芽時」といい、気象にからめ木の芽晴れ、木の芽冷え、木の芽風などと言い表します。冬枯れの野山にいっせいに草が萌えはじめ、ツクシもひょっこり顔を出します。
霞始靆
霞始靆(かすみはじめてたなびく)2/24~2/28
張りつめた空気がゆるみ、ヒバリの声が響くころになりました。大気には水滴や塵が増え、景色がぼんやりかすみます。春の女神の衣にも見立てられる霞、気象用語でいう靄でもあります。