令和7年度秋作業終了
今年の新米は、正直に申し上げて価格が高いです。高くぜざるを得ない、肥料資材高騰、農機具の値上げ、燃料の高騰などがあり、それに伴い、JAの買取価格も大きく変わったことが一つの要因です。こんな急激に上がったことについて、農家として有難いとだけで言いきれない思いがあります。消費者の米離れが進んでしまうのではないかとか、不安もあります。だからこそ、来年度は新規のお客様へのオープンの販売はせず、誠に勝手ながら、過去にお取引のあった既存のファンの方を限定にして、直販させていただくという決意をしました。今年は、猛暑、水不足、カメムシ被害、雑草の繁茂、刈取時期の倒伏、秋雨前線の停滞による刈遅れなど様々な要因で、収量ははっきり言って芳しくありませんでした。せっかくJAの買取価格が上がっても、出せるコメが例年の半分もありませんでした。だからこそ、これまで私たちを支えてきてくださった方々の声をお断りすることは避けたいと考えています。安いお米がよけれがいくらでも選択肢はあります。それでも価格以上に、お米のおいしさ、中山間地農業を支えたい、我が家を応援したいと言って選んでいただける方を、私達も選んでいきたいと思っています。ご不便をおかけいたしますが、価格については、直接お問い合わせ方にお知らせして、販売量を決めていくスタイルを取りたいと思います。ちょっと傲慢に聞こえるかもしれませんが、誰に届けたいかを選ぶことは、これからの農家の在り方にとっても大切なことだと信じています。
今年最後の稲刈り
8月下旬から始まった稲刈り、47日間の長いシーズンでした。周りの水田はすべて刈取が終わり、イノシシ(ウリ坊)の住家となっていた、モチネ「新羽二重もち」の刈り取りです。猛暑、水不足、カメムシと3被害にもめげず、また倒伏せず頑張ってくれ、収量も昨年通りあるかもしれません。コウノトリも近くで応援してくれてます。さあ、刈り取り開始・・・
捕食
稲刈り真っ最中、「コウノトリ」はコンバインの後ろに回り餌探しに翻弄している中、大好きな「マムシ」を探し捕食していました。抵抗しないようにくちばしで頭を頻繁にかみ砕いてから飲み込みます。マムシを食べると聞いていましたが、目の前で見ると感動ものです。
ウリ坊
もちね水田の周りはすべて稲刈終了。獣被害を少なくするため、鹿網を張り巡らしました。しかし、イノシシには効きません。まして、ウリ坊が3匹、草刈りした後のミミズ探しに畔をかき混ぜてます。垂れている穂の捕食はしているようです。
稲刈り体験
16年目を迎える「インターアクト稲刈り体験」を実施しました総勢40人、手刈りの稲刈り体験をしました。毎年支援米として今回は、福島県大船渡町の山林火災で甚大なる被害がありその支援米として一部を送る予定だそうです。また、29年間倒伏してないアイガモ田でしたが、今年は9/1の豪雨突風でとうとう稲が倒れてしまいました。倒れると田面についた穂が芽を出すため、9割方コンバインで刈り取りし、手狩りは少しで行いました。怪我無く無事に体験会が済んでホット一段落。明日から、我が家の稲刈り再開です。






